結局、両方買ってしまった・・・。

日本版Kindleが始まる前から、紀伊國屋のKinoppyで電子書籍を買ってiPadで読んでいました。今年、引っ越して電車が本を読むのも辛い満員電車になったので、Sony Reader PRS-T2を買いました。

そのしばらく後でKindle日本語版の発売が発表されました。Kindleでは洋書の専門書などを買っていました。これまたパソコン上で必要なところを読むだけでした。辞書引くのが楽なので、Kindle Paperwhite(wifi版、以下Kindle)も結局買ってしまいました。

どちらの機種も既にレビューが沢山あるし、比較記事もあります。ということで、私も2つを比較した感想を書いてみます。

本体

質感

大きさはどちらも似たようなものです。ぱっと持った感じではKindleは金属でずっしり、PRS-T2はプラスチックな軽い感じ。言い換えるとKindleはがっしりして安心感はあるけど長時間持っていると重く、PRS-T2は持ち運びや読書には軽くて良いけど頼りない感じ。ちなみにKindleは213g、PRS-T2は164gですから約50g差があります。

ボタン

Kindleは電源ボタン以外はタッチパネルで操作。Kindle3(実は昔使っていた)にあった英字キーボードはあまり使わなかったのでなくなっても良かったです。ただ、左右のフレームについていたページめくりボタンが便利だったのになくなって残念。

PRS-T2は、画面の下に、送る、戻る、ホーム等のボタンが5個ついています。カバンの中にいれて誤動作することを防ぐためか、ボタンは適度に押しにくいです。押した感じが硬く、ボタンの形が通常の円形や四角形ではなく、たとえばホームは家の形、進むや戻るは三角形なので、角の部分を押してしまうと指が痛いです。

タッチパネル

どちらの機種も読書端末としてページめくり操作をするということであれば感度に不満はないです。ただし、本体のスペックがそう高いわけではないので、反応速度は鈍いです。内部の本を整理したり、設定を行ったりする場合はいらいらします。

画面の見やすさ

Kindleは解像度も高くライトもあるので見やすいです。PRS-T2はライトはついていないものの、普通の本を読むような明るさのところで読む分には特に問題はないです。ライトがついていると寝る時に部屋の明かりを消してから読むのに便利そうです。私はそのまま寝てしまい、読書端末を壊してしまうような気がするので、そういう使い方はしてません。

いずれの端末も、画面が小さいので自炊本のPDFを読むときには、ファイルの作成に工夫が必要です。新書や文庫をスキャンして、ChainLPのようなソフトを使って、解像度を調整したPDFなら快適に読むことができます。私は今のところ漫画は読んでいないので、自炊したデータからの想像ですが、文庫本用に作られた漫画なら大丈夫かもしれませんが、そうでないものは字だけの本のように文字の大きさを調整できるわけではないので、読むのは厳しいのではないかと思います。と思っているので、今のところ漫画は買っていません。

バッテリー

今のところ、たまに思い出した頃になんとなく充電するだけで間に合っていて、耐久テストをやってないので、どれだけバッテリーが持続するか把握してません。

ソフトウェア

電子書籍の取り扱い (ダウンロードや整理など)

KindleとPRS-T2では、電子書籍の取り扱いの考え方が違うようです。Kindleは、本体容量が2Gしかないので、必要時にクラウドから落とすなりなんなりして、最低限持ち歩く感じ。PRS-T2では拡張カードが使えるので、とりあえず全部入れてしまえ、ということでしょうか。どちらにも言えることですが、端末上でのファイルの整理がし難いです。パソコンと同じようにできないので、かなりいらいらします。

特にPRS-T2で紀伊國屋から購入した場合、クラウドからダウンロードするためのインターフェースが、かなりお粗末なのです。というのは(これを書いている時点での話ですが)購入履歴を買った順にしか表示できず、検索等もできません。たとえばだいぶ前に買った電子書籍を再ダウンロードしようとすると、最近買った本から順番に過去にもどっていき、やっと目的のものにたどり着くということになります。ページ送りしている最中に見落として行きすぎてしまったら、それっきりです。

電子書籍のラインナップ

私はPRS-T2では、紀伊國屋からしか本を買っていません。ということで紀伊國屋とAmazonの比較になります。和書に関しては、今のところ、先行している紀伊國屋が有利なように思います。でも、ラインナップをみていると共通して出す本が多くなりそうですから、あまり差はつかないかもしれません。

問題はAmazonと紀伊國屋が電子書籍事業をどこまで続けてくれるか、ということになると思います。紀伊國屋は日本の1企業にすぎないので、Amazonのようなグローバル企業のライバルに押されて、電子書籍事業の継続ができなくならないかどうかが心配です。一方のAmazonでは、日本では思ったより電子書籍売れないからやめるという判断をいつか下すようなことがないとは言い切れません。楽天の「Raboo」のような終わり方にならないことを祈ります。




ということで、不満点ばかり書いているような文章になってしまいましたが、満員電車で読むために使うには、とても良いです。また、家の本棚の省スペースにも多大な貢献をしています。うっかり、予定にない本を買ってしまうことが増えたので懐には痛い・・・